結婚式二次会の料理にはどんなものを提供するといいのでしょうか。
出席してくれるゲストのためにも料理の内容にはこだわりたいですよね。
しかし披露宴の後に二次会を行う場合、続けて参加するゲストはお腹が一杯の人も多いでしょう。
二次会から参加するゲストと両方いる場合、料理の量や内容は悩みどころですよね。
料理やドリンクの内容はゲストの会費とも密に関わってくるため、ゲスト満足度に繋がる重要なポイントでもあります。
今回は結婚式二次会の料理の内容と気を付けるべきポイントをご紹介します。
披露宴からの参列者と会費の問題
結婚式二次会は披露宴の後に行われることが多いので、披露宴から参加している人と、二次会から参加している人とで、まず食べられる量にばらつきがあるという問題があります。
料理がかなり残っていたというインターネット上での経験談も多く見られます。
「もったいないなぁと思いつつも、入らなくて」とゲストに気を遣わせてしまったり、無理して食べてもらったりするのも申し訳ないですよね。
披露宴と二次会の両方に参加するゲストのことを考えた料理プランにしなくてはなりません。
会場によって二次会の料理の量を少し少なくするという会場もあるようです。しかし状況は二次会を開催する時間によっても変わってきます。
もし披露宴が11時から14時、二次会が17時から19時だったら、ランチとディナーという感覚で普通に食べたいというゲストもいるでしょう。
ゲストによって違うので、ゲストの顔触れによって決め、料理を提供する会場側との打ち合わせも綿密に行うことが大切です。
また品数が少なかったり、内容がパーティーにそぐわないと感じてしまうような内容だったりすると、ケチっていると思われてしまう可能性もあります。
例えばから揚げやポテトフライなど定番つまみのみで結婚式二次会にしては魅力に欠けるという場合や、内容は豪華でも「この人数で足りるの?」とゲストが気を遣ってしまう量では心許ないですよね。
とはいえこだわり過ぎて会費がその分高くなってしまうようなら考えものです。
結婚式から出席している人は会費が高いと負担も増えますし、披露宴の食事でお腹がいっぱいの人はどんなに豪華でも満足に食べられないかもしれず、その場合は不満につながる可能性もあります。
料理の内容が、パーティーやゲストの会費に見合っていることはゲスト満足度にダイレクトに関わってくる問題なのです。
さらに忘れがちなのが幹事の食事です。幹事や司会など当日スタッフはパーティーの司会進行に精一杯で食事が満足に取れないこともあります。
しかしひと段落してやっと食事にありつけると思ったら、幹事用のお料理が残っていないという悲劇は、ビュッフェスタイルでの食事によくあることです。
折角好意で手伝ってくれているのに、スタッフのことを考えられていないと、不満が出たりその後の付き合いに影響を及ぼしたりすることもあります。
受付やイベントが終わるまではバタバタということもあるので、新郎新婦は事前に幹事やスタッフ分の料理にも気を回してあげましょう。
結婚式二次会、ゲストが嬉しい料理スタイル、内容とは
結婚式二次会の料理は披露宴から参加する人と二次会から参加する人がいることで、提供する料理の量の調節や提供スタイルを決めるのが難しい問題ですよね。
少なくても不満に繋がり、多いともったいないですしゲストに気を遣わせてしまうかもしれません。
また料理の内容は会費との兼ね合いも重要になり、ゲストの満足度を左右する大きな要因にもなります。
今回は結婚式二次会の料理について
- 提供スタイル
- 内容
- 会費との兼ね合い
- 幹事やスタッフの分
という4つの観点から見ていきましょう。
料理の提供スタイル
結婚式二次会料理の提供スタイルはゲストのパーティーの楽しみ方に大きく関わってくる重要なポイントです。
ビュッフェ、コース、ケータリング・デリバリ―など様々な提供スタイルがあります。それぞれご紹介しましょう。
ビュッフェ
好きな時に好きなメニューを取ることができるので、ゲストが自由に動けてカジュアルな雰囲気を演出しやすくなります。
披露宴でのコース料理で満腹な人は、自分のお腹の空き具合によって、取る量を調節できることも大きなメリットです。
アレルギー食材や苦手なものは自分で避けることができるのもいいですよね。
またビュッフェ形式には「立食スタイル」 と「着席スタイル」があります。
立食はそれぞれに椅子を用意せず、基本的には立食でゲストが食事をしながら自由に動くことができます。
テーブルや椅子を人数分用意する必要がなく、会場のスペースを広く使えるので、ゲストが多い大人数パーティーに向いているスタイルです。
移動がフリーになるので、来客間での会話を楽しんでいただくといった方や恋人同士にも適しています。
しかしテーブルや椅子が全然ないとゲストが荷物を置くことができませんし、ハイヒールや慣れない靴で二時間半立ちっぱなしというのは酷ですよね。
いくつかのテーブルと誰でも座れる椅子を用意することで、ゲストが快適に過ごすことができるでしょう。
一方、ゲストひとりひとりに席を用意する着席スタイルもあります。
自分の席があれば立ちっぱなしで疲れることはないですし、年配のゲストや妊婦さんゲストがいても安心です。
披露宴から参加している人や少人数パーティー、歓談重視のゲストが多い場合などにおすすめです。
コース料理
コース料理は格式高い雰囲気で特別感がありますよね。
ゲスト全員に席が用意され、披露宴と近い雰囲気になるので、二次会から参加するゲストが多い場合、また少人数パーティーの方がおすすめです。
披露宴から続けて出席するゲストがいる場合は特に、披露宴の料理と内容が被らないように注意する必要があります。
イタリアンとフレンチなど志向を変えたり、メニューや使う食材を変えたりして工夫してもらえるよう、事前に料理を提供する会場側としっかり打ち合わせしておきましょう。
ケータリング・デリバリーサービス
ケータリングサービスとは出張シェフを呼んで調理してもらうスタイルです。
新居やレンタルスペースなど、どこでも二次会を開催できることがメリットです。
中にはきちんとした厨房設備がない場所でも、ある程度できあがった状態の料理を持ち込み、その場で仕上げをして提供してくれる業者や、移動式調理器具を持ち込んで調理してくれるところもあります。
中にはケータリングサービスを利用して、映画館で二次会をしたという映画好きな新郎新婦もいたようです。
お家パーティーでも有名シェフが調理してくれれば、手軽に本格料理を楽しめる特別感がありますし、和食やイタリアンなど内容が多岐に渡るので好きなものを選ぶことができるなど、内容にこだわることができるのもメリットでしょう。
アレルギー対応も依頼できるので安心です。
テーマカラーや郷土料理を取り入れたり、会場を借りて行う場合には通常不可能な細かい内容も交渉可能です。
料理やドリンクのサービスや準備、片付け、また会場探しや飾りつけ、司会進行サービスまでオプションで付けることができるケータリング会社もあるようです。
しかし出張費や宿泊代などが別途でかかることも多く、割高になる可能性もあるので注意しましょう。
事前に不安点は聞いておき、最終見積もりを出してもらうのを忘れないようにしましょう。
とはいえ料理にお金がかかっても、自宅開催など場所代がそこまでかからなければ、結果的に二次会会場を借りる場合より経費削減することも可能です。
大人数の場合や僻地など場所によっては出張が困難な場合もあるので、気になるケータリング業者があれば、まずは問い合わせてみましょう。
経費やスペースの問題でその場での調理が難しい場合は、作ったものを届けてくれるデリバリーサービスもあります。
最近は温かいまま届けてもらえることが多いですし、お手軽感がアットホームなパーティーにはぴったりです。
パッケージや内容次第でチープな印象になってしまう恐れがありますが、本当に仲のいい友人を自宅でおもてなしするなら十分、という見方もあるでしょう。
料理の内容にこだわれば喜んでもらえますし、パッケージ、容器についても、例えば和食なら桐の箱に入れているお店などもあり、十分なクオリティを維持できるところもあります。
デリバリーサービスを行っている業者の数もかなり多く、お店によってクオリティが大きく変わるので、SNSの口コミなどもチェックしてよく吟味して決めましょう。
招待するゲストやどんな二次会にしたいかで料理を提供するスタイルを決めることが大切です。
料理の内容
料理のメニューと量の調整も難しいですよね。
披露宴から引き続き参加している人と二次会からの参加者、また男女比によって、どんなメニューをどれくらい用意すればいいかが変わってきます。
披露宴から続けて出席しているゲストが多く、披露宴との時間がそんなに空いていない場合は、披露宴のメニューと被らないように工夫し、量も多すぎないように手配しましょう。
ビュッフェならピンチョスやスティックサンドなど、オシャレで手軽に食べられるものを多めにするといいでしょう。
逆に二次会からのゲストが多い場合や、披露宴が早い時間だったために二次会まで時間が空いた場合は、お腹を空かせて出席している人が多いかもしれませんよね。
その場合は、品数や量を多めにして、1回分の食事として満足してもらえるように工夫しましょう。
ビュッフェの場合、披露宴から引き続き参加している人の分の料理は、3/4人前くらいでカウントするとちょうど良いようです。
しかしコース料理の場合は人数分を用意するのが基本ですよね。
会場によってできないところもあるかもしれませんが、決まったコースの中から1品引いたり、量を減らしたりするといいでしょう。
例えば可能であればアミューズなし、肉魚どちらか選べるようにするなどして無駄が出ず、ゲストに無理させることのないよう工夫してみましょう。
お腹がいっぱいのゲストには料理の量を減らし、浮いた費用でゲームの景品や、プチギフトをランクアップさせた方が喜んでもらえるのではないでしょうか。
また男性ゲストと女性ゲストの割合によって、量や内容に変化を付けることでゲスト満足を得やすくなります。
男性ゲストが多いなら、量を通常より多めに設定し、パスタやリゾット、お肉料理などボリュームがあるメニューにすると満足してもらえそうですよね。
女性ゲストが多い場合は、男性に比べ量が食べられないことが多いので、量は通常より少なめにし、その分質にこだわると良いでしょう。
見た目が華やかなサラダや食べやすいサイズのプチおかずなど、見た目や食べやすさにこだわると喜んでもらえるのではないでしょうか。
種類豊富なデザートビュッフェにしたり、見た目が華やかなショコラドームにゲストの目の前でホットソースをかけるなど、つい写真を撮りたくなるようなインパクトのある演出を用意すると、楽しんでもらえるのではないでしょうか。
料理だけでなく、ドリンクのメニューの豊富さもゲストの満足度に繋がります。
お腹がいっぱいというゲストもドリンクの種類が充実していると喜んでくれそうですよね。
ビールやワインなど定番ドリンクだけでなく、見た目もおしゃれなカクテルなどを数種類プラスするだけで印象が変わります。
お酒を飲まない人のために、カクテルはノンアルコールバージョンも用意しましょう。
会費との兼ね合い
料理の内容は会場費の次にゲストの会費に響いてくる問題ではないでしょうか。
インターネット上では、結婚式二次会の会費は8000円くらいが上限という意見が多いようです。しかしこれは年齢層やゲストによって感覚が違いますよね。
遠方からの参加者が多ければ会場までの交通費がかかりますし、結婚式から参加している人は既にご祝儀も包んでいます。
加えて二次会の会費となると、人によってはかなりの痛手になります。
インターネット上の参列者の声の中に「料理に対して会費が高いと感じ不満だった」というものがありました。
また中には料理へのこだわりが強い新郎新婦もいるでしょう。
料理にこだわるなら、その分イベントを減らして経費や景品代を浮かしたり、新郎新婦自分たちの負担額を増やしたりして、ゲストの負担をできるだけ減らす工夫をする必要があります。
一方で折角のパーティーなので、料理やドリンク代は負担するので豪華でおいしいものを沢山食べたい、というゲストもいます。
そういう人には会費を安くするより、料理に費用をかけ十分こだわった方が喜んでもらえたりします。
新郎新婦の懐事情やこだわりだけで決めるのではなく、必ずゲストのことを考えて料理を決め、会費とのすり合わせをしなくてはいけません。
ゲストにパーティーを楽しんでもらうためにはゲストに寄り添った料理内容で、料理に見合った金額を会費として設定することが大切です。
幹事、スタッフ用の料理も考慮しておく
結婚式二次会の幹事やスタッフは当日パーティーの運営に手一杯で、他のゲストと同じように食事するのは難しいことが多いようです。
それでも手が空いたタイミングや順番に休憩を回せるようなら、できるだけ食事を取りたいですよね。そんな時に幹事分の料理が残っていなければ最悪です。
頑張っている幹事の方もがっくりきてしまいますよね。
ビュッフェ式なら幹事の分は先に別で取り分けておき、コースなら他のゲストと時間をずらして、進行のない歓談時間に出してもらえるよう会場に交渉してみましょう。
また、別でお弁当や、片手間で食べられるおにぎりなどを用意することもできます。
幹事やスタッフの分の料理も忘れず確保することが大切です。
結婚式の二次会の料理の内容に悩んだら、まず料理の提供スタイルを決めましょう。
そして披露宴から二次会に参加するゲストの人数や男女比によって、内容と量を決めましょう。
見た目もこだわったインパクトのある料理を入れると喜ばれるでしょう。
会費の割に合っているのかをゲストの目線から検討し、無理なく楽しんでもらえるように配慮することも大切です。
さらに手伝ってくれている幹事、スタッフの存在を忘れず、然り料理を確保しておくことも重要です。
結婚式二次会の料理の内容はゲスト目線で考えよう!
結婚式二次会の料理はどうしますか?披露宴から参加のゲストがいたり、ゲストの年齢層、顔触れによってベストな内容は変わってくるので、どんなスタイル、内容にしたらいいのか悩んでしまいますよね。
結婚式二次会の料理について決める際は
- 提供スタイル
- 内容
- 会費との兼ね合い
- 幹事やスタッフの分
の4つのポイントを検討する必要があります。
ビュッフェスタイルなら立食か着席があります。
ゲストの年代や顔触れによって決めるといいでしょう。立食でも誰でも使えるテーブルやいすはいくつか用意しましょう。
アットホームな二次会を目指す人は、ケータリングサービスやデリバリー業者を利用するのもいいでしょう。
料理の量とメニューについては、披露宴から参加している人の割合を考慮しなくてはいけません。
大量の食べ残しやすべてのゲストにいきわたらない事態を避けるために、二次会時のゲストの状況を分析して、料理を提供する会場側とも入念に打ち合わせしましょう。
また男女比によって変化を付けることも大切です。例えば男性ならお腹に溜まるものやお肉メニューをメインに、女性なら見た目や食べやすさ、デザートの種類にこだわるなどゲストに合わせたメニューを提供することで楽しんでもらえるパーティーになるでしょう。
料理だけでなくお酒が好きなゲストが多ければ、ドリンクの種類が豊富なプランにするなど、満腹でもパーティーを楽しんでもらえるように工夫しましょう。
料理はゲストの会費にダイレクトに関わってくる問題です。
ゲストの顔触れによって料理の内容と会費の額をすり合わせ、ゲストに満足してもらえるような額に設定する必要があります。
そして忘れがちなのが幹事の料理です。
当日も司会進行に奔走してくれている幹事、スタッフの分の食事もしっかり用意しておきましょう。
イベントやゲームの景品の内容も大切ですが、食事での満足度もかなり大きいものになります。
参加するゲストの目線で料理の提供スタイル、量やメニューを決めていきましょう。