結婚式二次会幹事を任されたとき、「ゲストに出すドリンクをどう選べばいいか」「幹事はお酒を飲んでもいいの?」などという素朴な疑問が浮かんだりしますよね。
パーティーの運営に関わる幹事は酔いつぶれてしまうと困るので、披露宴からお酒を飲むペースには気を遣う必要があります。
酔いつぶれたゲストが進行の妨げになったり、他のゲストに迷惑をかけてしまったりする危険性があるので、酔いつぶれたゲストの対応についても幹事や会場スタッフとの間で決めておくといいかもしれません。
またドリンクメニューが少ないのが残念だったというゲストの声も多いのです。
つまりお酒の種類はゲストの満足度にもダイレクトにかかわってくるということです。
今回はそんな結婚式二次会幹事のお酒にまつわる疑問を解消していきます。
結婚式二次会幹事はお酒に溺れるな危険!
結婚式二次会幹事は、披露宴から出席することが多いと思います。
一般的な披露宴ではウェルカムドリンクが準備されていたり、グラスが空になるとサービススタッフにお代わりを勧められたりして意図せず飲み過ぎてしまうということもあるでしょう。
しかし幹事にとっては二次会からが本番です。幹事間で役割分担してそれぞれに仕事が割り振られているはずなので、酔いつぶれてしまうと他の幹事に迷惑をかけてしまいます。
役職が一人欠けるだけでも、進行がままならなくなる危険性があるので注意が必要です。
酔ったゲストの介抱は誰がするの?
結婚式二次会はお祝いの席ですし、つい飲み過ぎてしまうのは幹事だけではありません。
新郎新婦や、ゲストの中にも飲み過ぎて酔っ払ってしまう人が出てもおかしくありません。
実際に「酔っ払ったゲストが、同じテーブルのゲストの席をいくつも使って眠ってしまい一つの椅子に2人で座って過ごした。正直迷惑だった」という声もあります。
また、幹事がその人につきっきりになって介抱してしまうと、本来の自分の役割が果たせないということもあります。
こちらの場合もパーティーの進行に支障をきたす可能性がありますね。
お酒の種類が少ないとパーティー自体が安っぽく感じる
結婚式二次会で頼めるお酒の種類が少ないことを嘆く声は意外と多いようです。
あまりこだわらず「ビールや焼酎、ウイスキーなど王道のお酒があればいいでしょ」くらいに考えている人もいるかもしれませんが、ビールや焼酎が苦手な人もいますし、そもそもお酒が飲めない人もいます。
準備するお酒の種類が、大勢のゲストにできるだけまんべんなく配慮できているかどうかも、パーティーの満足度につながってくるのです。
また、メニューが沢山あってもメニュー表が手元になくて何があるかわからない、ということもあります。
「ドリンクメニューがどこにあるのかわからず、色々試して飲んでみたいのに、その都度何があるのか聞かなくてはいけなくて面倒だった」という声もあります。
これではいちいち意識が削がれますし、ゲストにとってもサービススタッフにとっても無駄な時間です。
せっかくドリンクメニューがたくさんあるコースにしても、それではもったいないですよね。
たかがお酒ですが、新郎新婦やゲストにパーティーを楽しんでもらうには重要な要素であることがわかります。
パーティーを円滑に進め、ゲストにも満足してもらう空間を作り上げるには、実際にどのようなことに注意すべきなのか解説していきましょう。
結婚式二次会幹事のお酒にまつわる注意事項とは
結婚式二次会の幹事になると、お酒というトピックスで悩むことも出てくるのではないでしょうか。
ゲストに楽しんでもらうドリンクの内容や酔っ払ってしまったゲスト対応など、注意するべきことが沢山あります。
幹事はお酒もほどほどにしよう
二次会当日は、パーティーを最後まできちんと進行して撤収するまでが幹事の仕事です。
幹事は披露宴から出席していることが多いと思います。同じテーブルの友人たちに勧められたり、お祝いの和やかな雰囲気に気分がよくなったりしてつい飲み過ぎてしまうこともあるでしょう。
また幹事をやり慣れているという人は少ないと思うので、緊張のあまりお酒が進む…ということもあるかもしれません。
「ちょっとくらいいいかな…」と思ってしまいがちですが、その場の雰囲気や体調次第で、普段より全然飲んでいないのにいつも以上に酔っ払ってしまうということもあり得ます。
普段からあまりお酒を飲まないという人だけでなく、普段飲み慣れている人も注意が必要です。
心からお酒を楽しむのは幹事同士の打ち上げにとっておいて、パーティーを無事にお開きに持っていけるまでは、ベストな状態で役割を全うできるように自己管理は徹底しましょう。
酔っぱらったゲストの対処法を決めておこう
中には飲み過ぎてパーティーの途中でつぶれてしまうゲストも出てくるかもしれません。
そういうときにどう対応するかを、事前に決めておいた方がスムーズです。
つぶれてしまったゲストを休ませる場所が確保できるかを、事前に会場スタッフに確認しておきましょう。
ロビーの一角やテラス席などを使わせてもらうことができるか、もしくはソファーなどを借りられれば同じ会場内でもゲストの席を使わなくて済みます。
そして誰がその人を介抱するのかですが、できるだけ同じテーブルの仲のいい友人にお願いするようにしましょう
。当日幹事はそれぞれ役割があるので、一人のゲストに付きっきりになってしまうと進行に支障をきたしてしまうかもしれません。
ゲストケア専門の役割の幹事がいれば別ですが、基本的には幹事は全体を見るポジションから外れないようにしましょう。
そして中には「飲み過ぎてトイレから新郎が帰ってこなくなった」というエピソードも耳にしたりします。
あくまでパーティーの主役ですし、ふたりがいないと成り立たないイベントばかりです。
新郎新婦に飲ませ過ぎないということ、ふたりを見ていて飲み過ぎだな、と思ったらさりげなく声をかけるなど、冷静にコントロールするのも幹事の役目だと言えるかもしれませんね。
お酒が充実しているパーティーはゲスト満足度が高くなる?
お酒の種類が少ないパーティーを残念に感じるゲストの声が多いとご紹介しました。
頼めるお酒の種類が少なく、その中に苦手なお酒があると限られたものしか注文できず、楽しめないですよね。
会場を決める際にドリンクメニューのコースなどもチェックしてみるといいかもしれません。
頼めるお酒の種類が沢山あるとそれだけで喜ばれます。
また、アルコールだけでは、飲めないゲストにとっての配慮に欠けるので、ノンアルコールのカクテルやソフトドリンクも何種類か準備しましょう。
お酒の種類にこだわるなら会場選びから!
お酒にこだわるゲストが多い場合は会場選びも工夫するといいかもしれません。
ドリンクメニューのプランによっても会場の料金は変わってくるので予算との兼ね合いに注意しましょう。
披露宴で料理を沢山食べた後なので、二次会はお酒をメインに楽しみたい!という人も多いでしょう。
お酒を沢山飲みたいならパーティー会場ではなくBERやレストラン、居酒屋などお酒の種類が豊富なお店を貸切るのも一つの手です。
沢山の種類のお酒が楽しめるフリードリンク制にすれば、予算的にも◎ですし、お酒が好きな新郎新婦やゲストは喜んでくれるでしょう。
その土地のお酒が飲めるって楽しい
「結婚式二次会でその土地の地酒が出たときは嬉しかった」という声もあります。
遠方から来ているゲストにとっては旅行気分も味わえて喜んでもらえそうです。
神前式の場合は新郎と新婦それぞれの出身地の地酒を用いて儀式を進めたりしますが、そのお酒を多めに用意しておいてゲストにふるまったりするのも特別感があっていいかもしれません。
会場によっては持ち込み料金が発生する場合もあるので注意が必要です。私が勤めている軽井沢式場では、披露宴のドリンクメニューに「信州特別プラン」という信州ならではのメニューがあります。
ブドウジュースや桃ジュースなど、信州産の100%ジュースなどを使ったカクテルやクラフトビールなどが楽しめる人気のプランです。
その土地の名産を意識してみると、より特別感のあるパーティーになりそうですね。
メニューはゲストにわかりやすく提示する
メニューがなくて何があるのかわからなかったり、その都度聞いたりするのは面倒で、ゲストにとって不親切です。
少し手間はかかりますが、席次表の一部に明記するというのでもいいのでドリンクメニューを作ってゲストがそれを見て注文できるようにするといいでしょう。
会場スタッフもしくは幹事などお酒を作るスタッフにとってもその都度メニューを羅列しなくて済むので無駄が省けます。
おしゃれカクテルは女性受け抜群!
お酒が飲める人でも飲めない人でも、カクテルの種類が沢山あったり、普段見かけないようなおしゃれなカクテルがあったりするとテンションが上がります。
ちょっと奮発して会場内にバーカウンターを置くプランにしたり、バーテンダーがいる場合は、オリジナルカクテルを作ってもらえるプランもあったりします。
聞きなじみのない名前のカクテルがメニューにあるとそれだけで楽しめますし、グッとパーティーがおしゃれになり、女性受け抜群です。
利用する会場やプランによっては、幹事がお酒を作るという場合もあるかもしれません。
張り切ってメニューを沢山用意しても、日ごろから作り慣れていないと何と何をどの割合で割るのかというのは結構難しいものです。
披露宴でもプランによって変わったカクテルがある場合は、必ずカクテル作り方の表を見ながら作るようにしています。
リキュールの割合や氷を入れる入れないなどの作り方を書いたレシピ表を事前に作っておくといいかもしれません。
注意点としては、ノンアルとお酒のリキュールを間違えないようにするということです。
同じ風味でノンアルとアルコールのシロップが両方ある場合も多いです。
間違えてしまうとアレルギーの心配もありますし、車で来ているゲストが運転できなくなってしまう危険性があります。
どれがノンアルなのか、作る台を変えたりラベルにわかりやすく書いたりして間違えないように工夫しましょう。
また、お酒を作る際にはマドラーや計量カップなどの道具が必要です。
会場に貸し出してもらえるものと自分たちで準備する必要があるものを明確にして、当日足りないものがないようにしましょう。
お酒にまつわる問題はそこまで根深くないようでいて、ゲストの満足度にもかかわってくることが沢山あります。
料理の内容でパーティーのクオリティが判断されがちなのと同じように、お酒の酒類も十分判断材料の一つになっているのです。
新郎新婦やゲストに楽しんでもらうために、お酒を含むドリンクメニューについても工夫してみるといいかもしれません。
結婚式二次会はお酒の豊富さも重要
結婚式二次会の幹事になったときに発生しうる、お酒にまつわる問題について解説してみました。
結婚式から出席することを考えると幹事にとっても長い一日になりますが、あくまで運営を任されている二次会が本番ということになります。
お祝いの席ではつい飲み過ぎてしまうものなので、意識してほどほどにしておきましょう。
友人に勧められても、強い意志を持って自分の飲むペースを乱されないようにすることをおすすめします。
また酔っ払ったゲストが他のゲストに迷惑をかけたりパーティーの進行の妨げになったりすることも考えられます。
酔いつぶれてしまったゲストの対処法について、事前に決めておきましょう。
お酒を含むドリンクメニューが充実していることが、ゲストの満足度にもつながっています。
お酒を飲むゲストが多いようなら、そこに焦点を当てて工夫してみるのもいいかもしれません。メニューを増やしたり、お酒の種類で会場を決めたりするのもアリです。
中にはお酒を飲めないゲストもいるので、ソフトドリンクやノンアルコールカクテルなども充実させると喜んでもらえそうです。
お料理にこだわる新郎新婦は多いですが、せっかくなら料理に合わせてお酒もこだわってみるとパーティーの特別感が増しますよ。