結婚式二次会の幹事を頼みたい友人が既婚者の場合もありますよね。
そういうときは本当に頼んでいいのかためらってしまいます。なんの配慮もなしに頼むとトラブルの原因になる可能性もあります。
また、依頼された側としても、深く考えず承諾すべきではないでしょう。
家族の理解を得られないと精神的にも負担になってしまうかもしれないからです。
独身であれば時間的都合をつけやすいかもしれませんが、既婚者は家族の存在があります。
幹事の仕事はやることが沢山あって大変なので家族の理解が必要不可欠なのです。
そのため既婚者に二次会幹事を頼むときの注意点を
- 本人への配慮
- 家族への配慮
の観点から説明し、さらに頼まれた側が引き受けるときの注意点を紹介しています。
いくら仲がいい友人とはいえ後々トラブルにならないように慎重にお願いしましょう。
結婚式二次会幹事を既婚者にお願いするのはNG??
幹事は準備段階から何かと打ち合わせや買い出しなどで時間を割いてもらうことが多いですし、当日の運営などもお任せするとなると相応の準備も必要になる大変な役割です。
既婚者にお願いしたい場合はその人の配偶者や家族に配慮する必要がありますし、本人の負担を考えずに押し付けてしまうと迷惑をかけてしまうかもしれません。
仕事をしながら子育てをしている人などはそもそも時間を取るのが難しく、通常よりも相手の負担になってしまいます。
妊娠中の場合などもあまり無理をさせるのは得策ではありませんよね。
また、子供が小さかったりすると子供の体調で都合がつかなくなることも多いはずです。
あまりにも時間が取れないと準備が滞ったりトラブルの原因になりかねません。
夫婦の仕事の兼ね合いや親の都合など、預け先の事情や子供の体調などで都合がつかないことも多いはずです。
折角頼んでも打ち合わせや買い出しの日に突然来られなくなったなどということがあれば、頼まれた方はやりたい気持ちはあるのにもどかしくてストレスになってしまいます。
頼んだ方もドタキャンばかりでは準備が進まず困ってしまうでしょう。
お願いしたい友人が既婚者の場合は、相手やその家族に十分配慮する必要があるのです。
頼んではいけないルールはないが配慮が必要
幹事を頼みたい友人が既婚者だと本当に頼んでもいいのか迷ってしまう人も多いようです。
しかし「幹事を既婚者に頼んではいけない」というルールはありません。
しかし独身で自分の時間を自由に使える人と違って、配偶者や家族を持っていることを配慮する必要があります。
幹事は簡単な役職ではないので、配偶者や家族の理解と手助けが必要です。
既婚者に幹事を依頼する際の注意点を、本人の負担への配慮と、家族への配慮という観点から説明します。
既婚者に幹事を頼むときの注意点①本人への配慮
既婚者となるとすべてが自分の時間ではないはずですから、配偶者や家族と過ごす時間や家事育児に割く時間がありますよね。
働いている人は仕事の時間もあるのでそれ以外に余裕があるのか見極めてから依頼しましょう。
SNSや本人との会話で事情を知っていれば本当に頼んでもいいのか判断できます。
日常的には話さない人なら今の生活の状況を伺ってから頼むか決めましょう。
単刀直入に依頼すると親しい友人ならつい引き受けてしまいがちです。思ったより相手の負担になってしまったり後々トラブルになったりするのは避けたいですよね。
話を聞いて余裕がありそうだと思っても、その場で承諾をもらわず一度持ち帰って家族に相談してもらったり、メールなどで依頼して冷静に考える余地を与えてあげられるような依頼の仕方がいいでしょう。
さらにパーティーの規模ややりたいイベントなどをあらかじめ伝えておくことも大切です。
依頼する段階である程度役割分担をし、お願いしたいと思っていることを伝えておけば、相手が仕事の兼ね合いや家族のことも考慮した上で返事をくれるので「思ったより大変」「引き受けるんじゃなかった」というすれ違いを避けることができます。
・タイムテーブル作成
・イベント(ゲーム名○○○)の景品買い出し(1,2日で可能)
・当日受付
のようにやってほしいことを見える化しておけば相手も安心ですし、家族に相談するときも承諾を得やすいでしょう。
既婚者に幹事を頼むときの注意点②家族への配慮
「既婚者に幹事を頼むのは非常識」という声もあります。しかし相手が結婚しているとはいえ、親しい友人であることはずっと変わりません。
依頼された人は大切な友人のパーティーに、少しでも協力したいと思うものですよね。
結婚生活はもちろん大切ですが、友人関係は結婚したからといって途切れるわけではありません。
ですが気を付けなければいけないことは「家族の形は人それぞれ」ということです。
いくら友人が二つ返事で快く引き受けてくれたとしても、その家族も同じとは限りません。
パーティーの準備などで忙しく、家族の時間が少なくなることを良く思っていないかもしれません。
中には執着深い人もいますし、いくら友人の二次会の準備のためとはいえしょっちゅう出かけたり夜遅くなったりすることを許せない人だっています。
既婚者ではありませんが友人の二次会パーティーの準備で頻繁に出かけることに、彼女が怒って修羅場になったという友人の話を聞いたことがあります。
さらに幹事が複数いる場合は男女のグループで連絡を取り合ったり打ち合わせで食事したりすることもあるでしょう。
自分の配偶者がそういう会合に参加したり夜遅くなることを過剰に心配する人もいます。
そういう人は「既婚者に二次会幹事を頼むのは非常識」と思っているかもしれませんよね。
本人がよくてもその家族がどう思っているのか、家族の承諾も得ているのか、ちゃんと確認してから正式に依頼しましょう。
配偶者が不安に思っている様子なら、依頼を避けるか電話や直接会って話をさせてもらう機会を作り、納得してもらえるようなら依頼してもいいでしょう。
また小さい子供がいる人にお願いすると、子供を見る時間がなくなって配偶者に負担がのしかかってしまうかもしれません。
その都度預け先の都合をつけるのも大変ですし子供がかわいそうです。
両親と同居していたり配偶者が専業主婦(主夫)で比較的余裕がある場合などは別ですが、基本的には小さな子供がいる人は避けたほうがよさそうですね。
そして引き受けてくれたとして、その後もそれなりの配慮が必要になります。
例えば奥さんと子供がいるのに遅くまで打ち合わせをして引き留めたり、毎週末と言っていいほどしょっちゅう準備に駆り出すのは配慮が足りないと言わざるを得ません。
いくら頼みやすい間柄とはいえ、家族のことも考えて早く帰ってもらい、それ以降の決定事項はメールで連絡したり、新郎新婦自分達や他の幹事たちでできることはやったりするなど工夫が大切です。
さらに子供の体調や様々な都合で予定をキャンセル、またはドタキャンされたり、連絡が遅いということも考慮しておく必要があります。
子供がいる既婚者に幹事をお願いするということは、その度準備が進まない、という日も出てくるかもしれないということです。
早めの時期から余裕のある計画を立てたり、他にも数名幹事を頼んでその人だけに負担がかからないようにしましょう。
もし準備をスムーズに進めたい、その都度滞るのが面倒だという人は、小さい子供がいる既婚者への依頼を避けた方がいいかもしれません。
既婚者だけど結婚式二次会の幹事を頼まれた!
依頼された方も引き受けるべきか悩んでしまうこともあるでしょう。
時間的な問題や家族のことを考えて悩んでしまうと思いますが、大切な友人の二次会幹事なら引き受けてあげたいという気持ちの問題もありますよね。
自分の立場で考えたら仲のいい友人に幹事を断られたら悲しいですし、信頼できる人にお願いしたいという新郎新婦の想いもくみ取ってあげたいですよね。
自分の状況を冷静に考え、また家族の理解を得ることができるか相談してから引き受けるか決めるようにしましょう。
どれくらいの負担になるか知るために、実際何をやるのか新郎新婦に詳しく聞いておくことも大切です。生活を維持してこなせる仕事量かどうかも大切な判断材料になります。
パーティーの概要を聞いて、あまりにも規模が大きくやることが盛りだくさんな場合などは無理に引き受けない方がお互いのためです。
やることが多すぎて家事育児がおろそかになったり、子供との時間が取れなくなってしまえば元も子もありません。
さらに招待状の文面や発注ミスをしたり買い出し資金の管理ミスをしてしまったりと、いっぱいいっぱいになるとどうしてもミスをしがちになりますが、それでは信頼して頼んでくれた友人に示しがつきません。
余裕を持って取り組めないようなら残念ですが引き受けるべきではありません。
どうしてもなにか協力したいと思うなら、当日受け付けなど何度も打ち合わせをしたり準備が忙しいこと以外で自分にもできる役割を申し出てみましょう。
きっと喜んでもらえるはずです。
「結婚式二次会の幹事を既婚者に頼むのは非常識」ではない!
結婚式二次会の幹事を既婚者に頼んでもいいのかと迷う声が多いようです。
結婚したら友情がなくなるわけではないので、信頼のおける友人に頼みたい!という気持ちを大切にすべきです。
実際インターネット上の掲示板では「既婚者ですが何度も幹事を引き受けている」「大切な友人の依頼なら嬉しい」という声も多くありました。
しかし依頼するときやその後も相応の配慮が必要になります。今の相手の置かれている状況を聞いて頼むべきか判断し、頼むときも相手の家族の理解を得ることができるのか確認しましょう。
さらに依頼する内容も何度も下見をしなければいけない会場探しなどは避け数日で済むような買い出しやメールのやり取りでも進められるようなタイムテーブル作りなどにするなどの工夫もしてあげるといいでしょう。
さらに幹事を引き受けてくれた後も、打ち合わせを頻繁にしないようにしたり夜遅くまで拘束しないようにしたりなど配慮し、家族が心配しないようにしてあげましょう。
よく「幹事を既婚者に頼むのは非常識」「既婚者はNG選」などという声も聞きますが、決してそんなことはありません。
ただ、中にはそう思っている人がいることは確かなので、相手の配偶者や家族がどう考えているのか、理解を得た上での承諾なのか絶対に確認したうえで正式に依頼することが大切です。