結婚式二次会の幹事をやると、準備段階の買い出しや当日会費のお釣りの不足分などを立て替えるということがあるかもしれません。
突然の出費でやむを得ない場合もありますが、幹事が立て替えて会費を回収した二次会後に精算するという人もいます。
しかしいくら仲のいい友人でも、お金が絡むと一気にトラブルに発展しやすくなるのは事実です。
パーティーの主催が誰かによっても変わってきますが、新郎新婦が主催であれば、立て替えた金額の相違があったり、一時的な立て替えでも負担金額が大きかったりすれば、不満を持つ幹事が出てもおかしくありません。
できる限り、事前に新郎新婦が用意した予算でやりくりしてもらうようにするのがおすすめです。
やむを得ず幹事が立て替えることがあれば、領収書をもらってしっかり金額を記録、新郎新婦に共有し、確実に精算してもらいましょう。
お金のトラブルはその後の関係性にも響く危険性があるので、新郎新婦と幹事でしっかりルールを決めて管理する必要があります。
結婚式二次会費用を幹事が立て替える場面とは
結婚式二次会の幹事としてパーティーの準備を進めていく上で、新郎新婦の代わりに一時的に金額を立て替えるということが起こるかもしれません。
例えば、準備段階での買い出しやインターネットでの買い物でクレジット決済をする場合、また当日は受付で会費を回収しますが、そのお釣りが足りなくなってしまった場合などです。
どうしてもという場面もあるかもしれませんし、ちょっとした足りない備品の買い足しなど、小額なら幹事に立て替えてもらい、二次会終了後に清算しても良いでしょう。
しかし中には立て替えを不快に感じる幹事もいるかもしれません。
実際インターネット上の結婚式二次会の幹事経験者の声でも「二次会が終わっても立て替えたお金が全額帰ってこない」「立て替えの金額が大きく、一時的な負担だとしても正直しんどい」というものがありました。
お金が絡んでくる問題が一番シビアでトラブルの元にもなりかねません。立て替えた金額を記録しないことで、その後の新郎新婦との関係性にも響いてしまう違和感につながりかねないので、注意が必要です。
立て替えた金額は確実に記録してトラブルを防ごう!
二次会の準備をするにあたり、演出のための備品や招待客に渡す景品やプチギフトなど、準備するものが沢山あります。
幹事をやると、新郎新婦の代わりに何らかの代金を立て替えるという場面をよく見かけます。
一時的とはいえ幹事が負担することは双方の同意があればまず問題ないですが、その記録をせず曖昧になってしまうと、新郎新婦が返金するのを忘れてしまうなど、信頼関係にひびが入るようなトラブルも招きかねません。
例えば、新郎新婦と立て替えをした幹事との間に金額の相違があったとして、新郎新婦は自分たちが思い込んでいた金額を返したのに、幹事からすると金額が足りないとしますよね。
幹事は「仲のいい友人のお祝いごとだし……」と遠慮して言い出せないことも多いものです。
人はどうしてもお金のことにシビアになりがちです。
その違和感を幹事はずっと忘れず、何かの拍子に不満として吹き出したりするものです。
本人にいわなくても別の場所でつい愚痴ってしまうのも嫌ですよね。
トラブルの根本を解決するためには、できるだけ幹事が立て替えをしないのが理想です。
新郎新婦は用意するものを決めておおまかな経費を計算する
一般的に結婚式二次会のために用意するものは、当日だけでも以下の内容があります。
項目 | 内容 | 準備するもの |
受付 | ゲストの受付・会費受け取り | ・ゲストリスト・会費回収BOX・ウェルカムボード…… |
ケーキセレモニー | ケーキ入刀、ファーストバイト | ・ケーキ・入刀用ナイフ…… |
余興 | 例)ビンゴゲーム | ・ビンゴカード・抽選機・景品…… |
フォトラウンド | テーブルラウンドして写真撮影 | ・カメラ…… |
歓談時間 | プロフィールVTR流す | ・プロフィールVTR |
手紙朗読 | 友人代表から手紙の朗読 | ・マイク…… |
送賓 | 新郎新婦がエントランスでゲスト見送る(プチギフトお渡し有) | ・プチギフト・かご… |
新郎新婦は二次会の内容が決まったらおおまかな予算を計算し、事前に新郎新婦から幹事が預けておいた方が幹事側も安心して準備を進められるでしょう。
予算から経費を使うときは必ず領収書をもらい、後でしっかり精算するのもトラブルを防ぐポイントです。
地域によっては、幹事が立て替えて二次会後に清算する方式が一般化しているところもあるようです。
しかし「ちゃんと返してもらえるのかな……」と不安に思う人は、新郎新婦と話し合って事前に予算を用意してもらうか、最初から幹事を引き受けないという手もあります(後でトラブルになって関係が悪くなるくらいならやらない方がいいです)。
最初に新郎新婦と幹事で話し合い、必要経費の算出はどうするのか、領収書の管理や精算のやり方をあらかじめ決めておきましょう。
新郎新婦が予算を組んで経費を幹事に預けるやり方が理想ですが、どうしても幹事が立て替える場合は、立て替えた金額と誰が立て替えたのかを、きちんと記録に残しておく必要があります。
トラブルを避けるためにも買い出しを行った際に領収書は必ず保存し、いつでも確認できるようにしておくのが基本です。
当日会費回収の際、お釣りが足りなくなってしまった場合なども幹事がお金を立て替えることになる原因になります。
ゲストの人数と会費の金額をみて、お釣りはある程度多めに用意しておく必要があります。新郎新婦も幹事本人も、幹事が立て替える場面をできるだけ少なくするような工夫をしましょう。
ルールを決める
混乱やトラブルを防ぐために、新郎新婦と幹事の間で共通のルールを作ることをおすすめします。
例えば
- グループチャットで金額や領収書を送る
- 帳簿につける
などのやり方があります。
地域によっても一般化しているやり方が異なるようですが、基本的には事前に新郎新婦が経費を用意して、そこから精算してもらうようにした方がトラブルは減りそうですよね。
パーティーの準備費用を幹事が立て替える場合は、誰がいくら負担したのかを記録、共有しましょう。
グループチャットを利用してその都度全員で共有するとわかりやすいですし、記録を見返すことができるのでトラブル防止に繋がります。
幹事が立て替えた場合は、誰が立て替えたのかと金額なども詳細に記載しておきましょう。
共通の帳簿を作ってすべての収支を記載するのもいいでしょう。
記入漏れがあると帳簿の意味がなくなってしまうので注意が必要です。幹事が数名いる場合は、買い出しに行く幹事を限定したり領収書を回収したりして、お金の管理をする人を一人決めておくと混乱しません。
新郎新婦は決して少なくない金額を幹事に預けるので、使い道が明確にわかることで安心して任せられますし、幹事が負担した金額を神経質になって計算しなくても済むので気持ちが楽ですよね。
新郎新婦の用意した経費でも幹事の立て替え分にしても曖昧にせず、全てのお金の動きを記録しておく意識が大切です。
結婚式二次会幹事、経費を立て替えたら記録と共有をしよう
結婚式二次会の幹事をやると、新郎新婦の代わりに一時的に金額を立て替えるということが起こる場合があります。
例えば買い出しやインターネットでの買い物でクレジット決済をする場合、また当日であれば受付で会費を回収しますが、そのお釣りが足りなくなってしまった場合などです。
新郎新婦や地域性によっても一般的なやり方が異なるようですが、トラブルを防ぐためには新郎新婦が事前に用意した予算を使ってパーティーの準備を進めてもらう方がいいでしょう。
よくあることですが、新郎新婦が幹事にお任せで適当なふたりだったら、幹事たちでルールを決めてトラブルを未然に防ぎましょう。
また仲はいいけど雑な性格でお金が絡むとトラブルになりそう、と不安を感じるなら、幹事を引き受けないという選択をしてもいいと思います。
お金のことは関係性を壊す原因になり得るので、新郎新婦と適切な信頼関係を持てると確信できることが重要です。
そしてちょっとした備品が足りずに立て替えたとして「新郎新婦も覚えていてくれるだろう」と期待してそのままにしていると、その時期は結婚式や新居など新しい生活の準備などで忙しい新郎新婦はすっかり忘れてしまう、ということもあります。自分がしっかり記録を残し、すっきり精算できるように工夫しましょう。
新郎新婦が事前に予算を組み経費を用意することが理想ですが、やむを得ず幹事が立て替える場合は、グループチャットで詳細を報告したり、細かく帳簿につけたりして正確に記録することを徹底しましょう。
まずは買い出しをした人が自己管理の意識を持ち、領収書を必ずもらい金額の漏れがないように全員で共有し明確にしておくことが大切です。