結婚式二次会の幹事って飲み会の幹事と何が違うの?と思う人も多いのではないでしょうか。
「飲み会の幹事ならやったことがあるから平気でしょ」と結婚式二次会の幹事を安請負してはいませんか?
結婚式二次会の幹事は飲み会の幹事と似通っている部分もありますが、まず仕事量から準備期間も大幅に違う面も沢山あるのです。
さらに年に一度は行われる会社の飲み会と違って、二次会パーティーは新郎新婦にとって一生に一度のイベントになります。それは幹事にとってもプレッシャーになりますし、責任の大きな仕事ということです。
今回は結婚式二次会の幹事と飲み会の幹事は一体どう違のか、具体的にご紹介していきます。
結婚式二次会の幹事と飲み会幹事の違いとは
結婚式二次会の幹事と飲み会の幹事の違いがよく分からないという人も多いのではないでしょうか。
両方経験したことがある人はわかると思いますが、似ている部分がある一方で引き受ける負担が違うと感じることもあると思います。
具体的にご説明していきましょう。
日程の設定と会場探しがキモなのは共通!
会場探しが重要であることは飲み会でも二次会でも同じです。料理や内装の雰囲気、収容人数などは会場を決める際の重要な判断基準になるので、こだわりがある場合や大人数での開催の場合はぴったりの会場を探すのだけでも骨が折れます。
二次会であれば会場代も予算内に抑えないといけないのでそこまで考慮して決める必要があります。
実際に足を運んで見学したり試食したりして決めるのがいいでしょう。
会社の飲み会なら、毎日通勤している会社の近くの店でやれば参加者の不満も少ないと思うので、決めやすいのではないでしょうか。
披露宴から参加の人もいれば二次会から参加の人もいてアクセスを重視しようにも悩みどころですよね。
また、ゲストが多い場合は日程を調整するのが大変ですよね。開催予定日のギリギリに日程調節をすると、既にスケジュールが埋まっている人が多くて、人数が集まらなかった…なんてことにもなりかねません。
飲み会は1か月以上前から、結婚式二次会であれば披露宴の案内と合わせて行うことも多いですが、せめて2,3か月から日程の案内ができるといいでしょう。
会場探しには時間がかかるので、ゲストへの案内送付のことも考え計画を立て、早めに行動しましょう。
結婚式二次会幹事は仕事量が多い
会場探しや料理のコース決め、日程調整において、早めに計画を立てなくてはいけないのは両者同じだとご説明しましたが、結婚式二次会の幹事は、飲み会の幹事よりもはるかにやるべきことが多いと言えます。
準備期間も長いため拘束時間も増えます。一般的なパーティーでの結婚式二次会幹事のやるべきことでもこれだけあります。
行う期間 | 内容 |
半年~4か月前 | ・新郎新婦にヒアリング、ゲストリスト ・幹事顔合わせ、打ち合わせ ・ゲスト人数に合わせて会場探し(見学・見積もりなど) |
3か月前 | ・会場決定 ・招待状作成 ・二次会予算の配分 |
2か月前 | ・プログラムの企画・作成 ・招待状発送 ・VTR・BGMなど作成開始 |
1か月前 | ・予算の決定 ・必要備品・景品の買い出し ・余興、スピーチ、乾杯挨拶などの依頼 ・当日の司会・受付・会計などの役割分担(もしくは依頼) ・ゲストの出欠管理 ・プログラム調整タイムスケジュール決定、リハーサル ・座席表 ・プチギフトの手配 |
一週間前 | ・会場最終打ち合わせ ・ケーキなど発注 |
前日 | ・備品、景品など必要なものが揃っているかチェック ・段取り最終確認 ・搬入荷物確認、準備、発送 |
限られた時間内に準備を間に合わせなくてはいけないため、常に効率を重視して行動しなければいけません。
会場や余興をやるゲストなど、連携を取る人も多くなります。
また幹事が複数人いる場合もスムーズな連携が必要になりますが、そのために何度も打ち合わせを重ねます。
新郎側と新婦側の友人幹事が初対面の場合などは顔合わせから始めて足並みを揃えていかなければいけないので大変です。
余興やウエディングセレモニーを行う場合はその準備も並行して行わなければいけませんし、受付やゲストのテーブル上の装飾、プチギフトなど、手配するものが沢山あります。
料理も披露宴から参加の人がいるので量や質を考慮しなければいけませんし、コースなら厳密なアレルギー対応も必要になります。
会社の飲み会なら飲み放題いくらを人数で割ったり会社の経費で行われることが多いかもしれません。
結婚式二次会となるとゲストの会費と新郎新婦の限られた予算の中でやりくりすることになり、そう簡単ではありません。
二次会は披露宴と違って子連れのゲストの当日キャンセル率が高くなる傾向があるので、それも考慮して予算を多めに取っておくなどの工夫も必要になります。
ゲームなどを行う社内の忘年会なども、会場の予約だけでなくビンゴや景品などの準備をする必要があります。
結婚式二次会は新郎新婦の要望とゲストへの配慮、会場側との兼ね合いなど、様々なシーンで板挟みになることも多く、そう言った意味でも負担を感じる人も多いようです。
仕事量と拘束される期間については事前に新郎新婦に詳しく聞いておき、仕事やプライベートと両立できるのか、自分の現状と照らし合わせて慎重に考える必要があるでしょう。
幹事のやることについての詳しい記事はこちらをご覧ください。
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プレッシャーが大きい
会社の飲み会ならプロジェクトの打ち上げなど慰労会のような雰囲気で、みんなでわいわい楽しめればOK!という場合も多いかもしれません。
新郎新婦にとって結婚式二次会も一生に一度のおめでたい席のことなので、司会やイベントの進行などを失敗できない、というプレッシャーも大きいでしょう。
二次会は披露宴に比べてカジュアルなパーティーになることが多いですが、祝いの席であることには変わりないので、最低限の忌み言葉やNGワードに気を付ける必要があります。
幹事は運営に関わることが多いので、一ゲストよりそういった暗黙の制約が多くなります。
そして幹事は新郎新婦から経費を預かってやりくりしたり、ゲストの会費を管理、精算したりと、お金を扱うことになります。どんなに仲が良くてもお金の問題はシビアですから、いい加減な管理体制だと、新郎新婦や幹事間でトラブルに発展する危険性もあります。
準備期間から当日撤収作業を終え、経費を精算し終えるまで、しっかり責任感を持って行わなければいけません。
通常の飲み会でも幹事はもちろん責任を持って会計を取り持つわけですが、結婚式二次会の幹事は様々シーンでお金を扱う機会が多く、管理が大変になるのは間違いありません。
それでも、新郎新婦が感動しているところやゲストが楽しんでいるのを見ると大きな達成感を味わえるはずです。結婚式二次会幹事は楽な仕事ではありませんが、責任を持って最後まで取り組むことが大切です。
そんな幹事の心得を詳しく解説しているので気になる方は読んでみて下さい。
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結婚式二次会の幹事は想像より大変
飲み会の幹事と結婚式二次会の幹事では準備期間や仕事量に大きな違いが出てきます。
役職にもよりますが、特別なパーティーを運営するというプレッシャーもあるので、「飲み会の幹事なら何度も経験があるから任せて!」「余裕でしょ」と舐めてかかるのは辞めた方がいいということです。
会場と日程は参加率や参加者の満足度にダイレクトに関わってくるので注意が必要です。
後手に回ると参加者に迷惑が掛かり、不満が出る原因にもなるので、早めの計画、行動を心掛けましょう。
結婚式二次会の幹事が飲み会の幹事より大変なことは、その仕事量とプレッシャーです。
イベントを行う場合はその準備や景品、プチギフトなどの手配も必要になり、予算内でうまくやりくりする能力も求められます。
新郎新婦にとってもゲストにとっても大切な日になるので、特別なパーティーにしなくては!という使命感から精神的な負担も考えられます。
もちろん素人にプロ並みの運営ができるはずがないので、必要以上に自分を追い詰めなくていいのですが、仲のいい友人の晴れの日なので、どうしても力んでしまうものですよね。
幹事という仕事においては辞めの計画や段取り力などが大切という点は共通していますが、仕事量が違うのでそこは覚悟しておく必要があるでしょう。