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結婚式二次会司会でのありがちな失敗と注意すべきポイントをご紹介!

結婚式二次会司会でのありがちな失敗と注意すべきポイントをご紹介!

結婚式二次会の司会を友人に頼む新郎新婦も多いですが、そこまで司会経験が豊富な人はまずいないでしょう。

ましてや初めての結婚式二次会司会となると、緊張しますし、うまくいくかどうか不安に感じる人も多いのではないでしょうか。

司会は全体を見渡してゲストが付いてきているか、イベントの進行準備が整っているか確認しながら進めなくてはいけません。

さらに会場の貸し出し時間は決まっているので、制限時間以内にお開きまで持っていく必要があります。

二次会は披露宴と比べるとカジュアルなパーティーになることが多いですが、お祝いの席であることに変わりはないので、言葉使いには気を配り、全員に分からないような内輪ネタで盛り上がるのは避けましょう。

今回は、時間内に終わらせるためのコツも含め、結婚式二次会の司会で失敗しないためのポイントをご紹介します。

全体が見えていないと司会は独りよがりになる

 

全体が見えていないと司会は独りよがり

結婚式二次会の司会は決して簡単な役割ではありません。ゲストや新郎新婦、スタッフの状況を見ながらタイミングよく進行していかなければなりません。

広い視野を持って冷静にパーティーを進行するのは、プロでも難しい仕事なのです。それでは、実際に結婚式二次会でありがちな失敗例をご紹介しましょう。

内輪盛り上がり、下品な盛り上げ方はNG

司会をやることに慣れていない人がついやりがちな失敗です。

「盛り上げなければ!」という責任と不安から、仲のいいグループで盛り上がる話題を振って笑いを取ろうとしてしまいます。

しかしその一部のグループ以外には通じない場合、他のゲストを置いてきぼりにしてしまいます。逆に会場が白けてしまうことが多いですし、ゲスト全員を巻き込んで盛り上げることができていません。

新郎新婦にもゲストにも嫌がられる失敗です。

さらに、いくらカジュアルなパーティーであるとはいえ、言葉のマナーを無視いた進行では、嫌な気持ちをさせてしまう人もいるかもしれません。同年代や知り合いが多いと、つい砕けた言葉遣いになりがちです。

ただし自分がパーティーの司会者であるということを忘れてはいけません。

砕け過ぎて普段のしゃべり方に戻ったり、忌み言葉を平気で連呼したりしていれば、いい気持ちがしないゲストも中には出てくるかもしれませんよね。

あくまでパーティーの司会を務めている、という自覚がない司会者にはゲストも付いてきません。

ゲストが聞いてくれない

これもよくありがちな失敗例です。司会はアナウンスでゲストを誘導しなければいけません。

そもそも話を聞いてもらえなければ、ゲームのルールを伝えることができず、グダグダな進行になってしまう大きな原因になるのです。

実際の経験談には、「司会を頼んだ友人は一生懸命話しているけど、声が小さくて、会場のゲストも大騒ぎしていたのでほとんど誰も聞いておらず、ゲームのルールも伝わらなくて参加していない人までいた」というものもありました。

そもそも人が耳を傾けやすいしゃべり方にはコツがありますが、慣れない人に簡単にできることではないですよね。

しかし、事前に知って意識している人と、全く知らない人では差が出るはずです。司会者はできる限り、聞き取りやすいしゃべり方を意識する必要があります。

また話を聞いてもらえないと、イベントへの参加率が下がったり、会場の意識がバラバラでまとめづらくなったりするので、余計に進行が大変になるというデメリットもあるのです。

時間内に終わらない!

時間が押してしまい、時間内に収まらなくなってしまうという事態はよくあります。

パーティーにイベントを詰め込み過ぎているというプログラムの問題もあり得ますが、ほとんどの場合、司会の進行の仕方も関わってきます。

例えば「ゲストが全員着席してから次のイベントを始めたいのに、喫煙所などから全然戻ってこない!」という場合や、「ゲームや余興に予想以上に時間がかかってしまった」というのはよくあることです。

時間内にお開きにならなければ、延長になるか、イベントを削ってどうにか時間内に収めるかということになります。

延長すれば多くの場合延長料金が発生するので、新郎新婦にダメージがいきます……。

また、帰りの電車の問題で、途中で帰らざるを得ないゲストも出てくるかもしれません。

折角準備したパーティーですし、ゲストは会費を払っているわけですから、最後まで参加できないことも不満に感じる人もいるでしょう。

間に合わせるためにやりたかったイベントを割愛せざるを得ないとなると、新郎新婦にとっても満足いくパーティーにならないでしょう。

人生で一度きりのパーティーであることには変わりないので、やりたかったイベントができなかったとなると、主催の新郎新婦にも後悔を残してしまうかもしれません。

結婚式二次会の司会を失敗しないために注意すべきこと

結婚式二次会の司会を失敗しないために注意すべきこと

結婚式二次会の司会は簡単ではないとお伝えしてきました。

しかし折角自分を見込んで頼んでくれた新郎新婦のためにも、無事にやり遂げたいですよね。失敗知らずの司会になるためのコツ3つと司会の心得をご紹介しましょう。

内輪ネタにしない

司会慣れしていない人が苦し紛れにやってしまいがちですが、会話に着いて行けないゲストにはつまらないと感じさせてしまう原因になるので注意が必要です。

できるだけ共通の話題で会場全体を巻き込むイメージを持ちましょう。

つい知り合いのゲストに向けてばかり喋ってしまうものですが、初めましての人にもどんどん声をかけていくと会場が一つになってまとまっていきますよ。

さらに、司会者は基本誰に対しても敬語、尊敬語を貫いて下さい。

初めましての人もいるでしょうし、普段と同じような話し方だとパーティー自体が安っぽくなってしまう危険性もあります。

特別な日の演出なので、これは守りましょう。

ただし、友人の問いかけや茶化しに対して少し砕けることもあると思うので、一瞬砕けてもメリハリが付いていれば問題ないでしょう。

そしてカジュアルなパーティーなのでそこまで気にしないかもしれませんが、中には気分を害する人がいてもおかしくないので、お祝いの席では避けるべきとされている「忌み言葉」はできる限り避けるのがマナーでしょう。

忌み言葉とは、(最後 泣く 悲しむ 消える)などの不幸を連想させる言葉や、(重ね重ね いろいろ くれぐれも)など、再婚を連想させる重ね言葉です。普段は気にせず使っているので、つい口走ってしまう可能性もありますよね。

事前に大まかなセリフを入れた台本を用意しておくか、台本に忌み言葉やNGワードを挟んでおくことで見る度に意識することになるのでおすすめです。

ゲストが耳を傾けやすいような工夫を

普段出席する披露宴やテレビ番組の司会者のアナウンスは、非常に聞き取りやすいですよね。

あそこまでいくには訓練が必要なので最初から「あんな風にやらなくては!」と思う必要はありませんが、少しの工夫で、驚くほどゲストが聞きやすいアナウンスができます。

意識すべきポイントは・はっきりゆっくりしゃべる

  • 抑揚を意識する
  • ボリュームに注意
  • 伝わる言い方をする

の4つです。一つずつ解説していきましょう。

はっきりゆっくりしゃべる

日常生活でもモゴモゴとどもっていたり、早口過ぎたりする人の声は聞き取れないことってありますよね。

テレビ番組の司会者も滑舌よく、はっきり、ゆっくりしゃべっていると思います。

人前に出て緊張すると人は早口になってしまうという特徴があるので、普段以上に意識してみましょう。

抑揚を意識する

披露宴の司会者のしゃべり方を注意してよく聞いていると、抑揚のついたしゃべり方をしているのがわかります。

結婚式に出席したことがない人は動画サイトやSNSで「披露宴 司会」などで検索すると映像を見ることができるのでやってみてください。

話し口調に抑揚がついて、言葉に感情が乗っていると、ただ淡々としゃべるよりゲストが耳を傾けやすくなるのです。

例えば、盛り上げるシーンは「皆さま、扉口にご注目ください。

新郎新婦の入場です!」の太字の部分を声のトーンとボリュームを上げて言ったり、感動シーンは気持ちしっとりしゃべったりします。

抑揚をつけるだけでも、ゲストが感情移入しやすく聞きやすいしゃべり方になるのです。

ボリュームに注意

声の大きさには個人差があり、セーブしているつもりでも声が大きい人、どんなに声を張り上げても地声が小さい人もいます。

ゲストにちょうどいいボリュームで届けられるように、本番前に必ず本人の声でマイクチェックをしておきましょう。

伝わりやすい言い方をする

初めてやるゲームで友人にルールを説明してもらっても、一度では理解できないときってありませんか?

ルールを知っている人が「これでわかるでしょ」と思って説明しても、初めての人にはもっと詳しく、順序立てて説明しないと伝わらないのです。

パーティーで行うゲームのルールが複雑で、司会の説明が必要な場合、事前に説明文を考えてくることをおすすめします。

新郎新婦や幹事など、多くの人にチェックしてもらって、わかりやすい文章になっているか確認するといいでしょう。

図やお手本があった方がいいなら、新郎新婦や幹事と話し合って準備してもいいかもしれません。

ボードに図や文を書いて説明したり、幹事がゲストの前に出て一回やってみせたりするのも効果的です。

ただし説明が必要な場合は、その分の時間もしっかり確保してプログラムを組んでくださいね。

時間内に収める工夫をする

延長料金が発生し、途中で帰るゲストを出さないためにも、予定通りの時間にお開きにするための工夫をしたいところですよね。

披露宴のイベントのタイミングは実はキャプテンと呼ばれる会場担当者が指示しています。

料理やスタッフの準備の兼ね合いをしっかり把握しながら、司会と連携を取って進めているのです。

このように二次会でもスタッフとの連携をサポートする役割がいると心強いですよね。

司会一人で新郎新婦やゲストの様子を見ながら、幹事や会場スタッフとも連携を取るのは、素人には至難の業です。

幹事の誰かがしっかりタイムキープをし、司会と連携して時間を調整しながら進めていきましょう。

もし司会が2人以上なら、そのうちの誰かがタイムキーパーを担い、調整役をやりながら進行すると、スムーズにいきます。

司会者の負担が大きいので、余興などの大きなイベントの時だけ交代するなどのやり方もあります。

しかし、そもそもイベントを詰め込み過ぎのパーティーは、時間がオーバーする可能性が高くなります。

新郎新婦や幹事と相談して、余裕のあるタイムテーブルに変更するか、時間がなくなった時に割愛する可能性を考えて、やりたいイベントの優先順位を決めてもらいましょう。

そして、ゲストの着席を待ってイベントが始められない時は、ただ待っているのではなく、幹事に声をかけに行ってもらうといいでしょう。

会場の外に出る人をストップする係をドアのそばに立てるというのも効果的です。

これは実際に披露宴でも行っていて、ほとんどの場合イベントの前にドアストップする係が最初から決まっていて「今から余興が始まりますよ」と言って、急ぎでない場合は席に戻って頂くようにしています。

次から次へとゲストが席を立ち一向に始められないというときはやってみて下さい。

 

心意気の部分でのワンポイントアドバイスは、「気負い過ぎない」です!完璧にやらなくてはと思うと余計に緊張し、自分を追い込んでしまうので、適度に力を抜くことが大切です。

そもそも初めての司会で完璧にできる人なんていません。

しかもパーティーに予想外のトラブルは付き物で、実際の披露宴や二次会パーティーでも機材トラブルでイベントの順番を変更したり、イベントを省略せざるを得ない時だってあるのです。

重要なのはできる限りの準備をして、今できるベストの力を出し切ることです。

ゲストもガチガチに緊張してぎこちない司会者よりも、不慣れでも笑顔で楽しんで進行している司会者の方がいいはずです。

気負い過ぎず、まずは自分自身が楽しむ姿勢でいれば、自然とゲストも付いてきてくれますよ。

まずは司会自身が楽しむこと

結婚式二次会の司会は中々ハードルが高い役割ですよね。

でも折角頼んでくれたんだからやり遂げたい!という気持ちになりますよね。

ただしゃべるのではゲストに親切なアナウンスではないかもしれませんし、何の準備もせずにできるような仕事ではありません。

ゲストに不快な思いをさせたり、進行がもたついたりして時間がオーバーすれば、延長料金が発生して新郎新婦に迷惑をかけることにも繋がりかねません。

  • 内輪ネタにしない
  • ゲストが耳を傾けやすいような工夫を
  • 時間内に収める工夫をする

以上のことに注意して進行することが大切です。

内輪ネタは避け、会場全体を盛り上げる意識を持つことでゲストが一つにまとまり、進行しやすくなりますし、盛り上がるパーティーになります。

ゲストが耳を傾けやすいアナウンスにするためには、しゃべり方に注意が必要ですが、これは普段意識することは少ないので、簡単にできることではありませんよね。

それでも意識してゆっくりはっきりしゃべるだけでも聞き取りやすさが変わります。

不安であれば、本番までの数週間でもいいので、セリフを読む練習をしてみて下さい。

本番の進行がもたついてイベントを省略しなければいけなくなると、新郎新婦にも後悔を残してしまうかもしれません。

タイムキーパーを作り、しっかり時間管理をしましょう。

一番は気負い過ぎないことです。ゲストもお酒が入れば、そこまで細かいことを気にする方が稀です。

「あ、忌み言葉使っちゃった……」と思っても引きずらず、同じミスをしないように注意すれば大丈夫です。

完璧主義になると表情も硬くなり、思いつめて大きな失敗を誘発する原因にもなります。司会者が楽しんでいるのが伝われば、ゲストも自然とノってくれます。

司会者である責任感をもって全うする意識は大事ですが、必要以上に自分を追い詰めないことも重要です。