結婚式二次会の司会や幹事はパーティーの会費を払うものなのでしょうか。
二次会の企画をするのが初めての新郎新婦は、幹事からも会費を回収してもいいのかという疑問を抱く人も多いでしょう。
これは一般的には新郎新婦が負担することが多いようです。
プライベートの時間を削って準備を手伝ってくれた幹事へのお礼の気持ちですね。
また結婚式二次会は当日キャンセルや飛び入り参加がある可能性もあり、経費のやりくりが難しい傾向にあり、この部分は新郎新婦と幹事の連携度も大切です。
新郎新婦のこだわりと幹事に預けた経費の金額の採算が合わないという状態で、予算がギリギリだと、そもそも赤字になる確率が高くなってしまいます。
双方で話し合ってどれくらい余剰資金を残しておくのか決めておくことが大切です。
そして参加費の計算が合わず会計が赤字になってしまった場合、誰が補てんするべきでしょうか。
やりくりを幹事に任せていたので、幹事が責任を取って補てんしたというエピソードも少なくありませんが、本当にそれがベストな方法なのでしょうか。
これからご紹介する実際の幹事経験者の声を参考にしながら、幹事や司会の会費の設定、そして会計が合わなかった際の対応について考えてみましょう。
結婚式二次会の幹事や司会はパーティーの会費を払うもの?
結婚式二次会の会費を幹事や司会からももらっていいのか、日頃からの関係性や経費の問題を考えると悩む人も多いのではないでしょうか。
結婚式二次会の準備は数カ月前から買い出しや会場手配などで忙しく、決して負担の少ない役割とは言えません。
どんなに仲のいい友人でも、大変な思いで準備をすれば「こんなに大変だったのに、会費を払うのか」と感じてしまうと思いませんか?
対して「何もしてないのに、会費無料って申し訳ない」と感じる人もいます。
中にはこだわりが強く、会場予約やイベントの景品手配などほとんどの仕事を新郎新婦が行うこともあります。
一口に幹事といっても、「実際は受付と飾りつけくらいしかやってない……」なんていう場合もあるのではないでしょうか。
お礼としての会費の負担が必要かどうかは、その役割の負担度によっても変わってきそうですね。
そのバランスがおかしいと不満につながり、今後の関係性に影響してしまうかもしれません。
どんなに仲のいい友人でも、人間お金の問題にはシビアなので、会費はしっかり双方が納得するように設定しなければいけません。
そして幹事は新郎新婦から預かった予算をやりくりしてパーティーの準備を進め、当日会計が終わってから精算し新郎新婦に報告するという流れが一般的です。
当日キャンセルなどで最終的に赤字になってしまったということもあるでしょう。
そういう場合に幹事が負担したというエピソードも多いですが、負担した幹事はいい思い出として語っている人はほとんどいません。
自分たちのやりくりミスだったとしても、準備段階から好意で手伝っているので、不満に感じてしまうのは当然ではないでしょうか。
誰主催のパーティーなのかという点も判断材料になってきますが、新郎新婦は幹事の気持ちになって考えることを忘れてはいけません。
幹事や司会の会費は新郎新婦が出すのが一般的
基本的に幹事や司会は何度も打ち合わせを重ねてパーティーの準備を進めており、買い出しやギフトの手配などやることが多い大変な仕事です。
準備段階から携わってくれた幹事や、当日の負担が大きい司会からは、基本的に会費を受け取らないという新郎新婦が多いようです。
新郎新婦も幹事もお互い気を遣わないお礼の方法ですし、かつ当日は進行に忙しくてまともに飲食できないことを考えたら、会費はもらわないのが筋のような気がします。
中には新郎新婦もある程度協力し、分担して準備している場合や、ほとんどの業務を新郎新婦が行うこともあります。
当日もイベントのないシンプルなパーティーで進行が楽な場合など、普通に飲食できるレベルなら、会費をもらっても問題ないかもしれません。
またはプレゼントなど別の形でお礼をしたい場合もありますよね。
会費無料+お礼の人もいますし、負担度や新郎新婦の感覚によっても違ってきます。客観的に見た幹事の負担を考えて判断すべきです。
また当日スタッフや受付、余興などを依頼した友人には、幹事や司会よりお礼を軽めにするという意見も多いようです。
会費を負担する人数が増えるほど経費が増えてしまうので、理想としては受付や余興などの当日だけ手伝ってもらった友人や、余興を自ら買って出てくれた友人であれば、会費をもらってもいいかもしれませんよね。
その場合はお礼としてプチギフトを通常のゲストのものにプラスαするなど、工夫するのは忘れないようにしましょう。
準備から手伝ってくれた幹事や負担の大きいとされる司会からの会費はもらわないという意見が多いですが、役割ごとに金額を変えると不公平感が出てしまう可能性もあるので、お礼を渡す幹事やスタッフの人数が少ない場合は、会費の有無、金額は一律にした方がいいかもしれません。
その分自己負担額が増えても全員無料にするか、そもそも幹事の人数や負担を減らす工夫をしましょう。
具体的にはパーティー内容を調整してイベントの少ないシンプルなパーティーにしたり、招待人数を減らして幹事のゲストケアの負担を減らすことで、幹事の負担や人数を減らしたり当日スタッフなしでも運営できるようにするのが有効です。
どうしても予算が厳しい場合は、会費を半額負担にするなど金額設定を変えるのも一つの手です。
別でお礼をするなり会費を安くするなり、どちらにせよ通常のゲストとの差別化は必須になってきます。
そして幹事に前もって会費の有無を言っておくことも大切です。中には「会費を払うなら幹事をやらない」という主義の人もいます。
そういう場合は早めに言わないと後でトラブルになって今後の関係性にひびが入ってしまう可能性もあるので気を付けましょう。
赤字分の会費を負担させるのは絶対NG
一般的には新郎新婦から預かった予算をやりくりしてパーティーの準備を進めることが多いですよね。
新郎新婦の注文が多かったり、準備することの内容に対して金額が合わなかったりすると余計に大変なので金額はしっかり計算してから渡すようにしましょう。
遅い時間の開催や子供連れの参加が多い場合は当日キャンセルになる可能性も高いので、そのための経費として多少の余裕を残しておくことが大切です。
やりくりも幹事の腕の見せ所ではありますが、初めての幹事では完璧にできるはずがありませんし、しっかりやりくりしたつもりでも最終的には赤字だったということもあります。
参加費が足りず赤字になってしまった場合、どうやって処理するべきなのでしょうか。
インターネット上の掲示板では「赤字になったので責任を持って幹事が負担した。
会費は無料だったが事実払ったも同然」「もやもやがずっと残っている」という苦い経験談や、赤字分を幹事が負担することに関して疑問を感じている声が多数ありました。
「自分たち新郎新婦が二次会を企画したのだから、お金を出すのが当然じゃないでしょうか」という意見もあります。
また会計を担当した幹事が「キャンセルなどが多く赤字になり、やりくりできなかったことに責任を感じて自分たちで負担した」と言う声もありました。
もちろんお金を預けるので、ある程度責任をもってやってもらわなくてはいけませんが、実際赤字になってしまったとしたら、幹事の明らかなミス采配でもない限り(そうだとしても請求すべきではないと思いますが)企画した新郎新婦が責任を持って負担するのが当然ではないでしょうか。
上記のように責任を感じて負担してしまうという事態も防ぐために、事前に赤字になったらどうするかを伝えておくといいでしょう。
余裕を持って予算を組んでいたとしても当日キャンセルなどが多い場合は、正確な人数が読めず赤字を避けられなかったということもあります。
責任感が強く自分が負担すると言いかねないような友人であれば事前に「自分たちが企画したパーティーなのだから、足が出たとしても私たちが負担するから気にしないで」と伝えましょう。
好意でお手伝いをした幹事が負担を被るのは違うと思いますし、そもそも二次会はそれを覚悟で企画すべきとも言えます。幹事には責任を取らせない工夫をしましょう。
自分たちの都合より幹事の負担を考えた金額設定を!
結婚式二次会の司会や幹事はパーティーの会費を払うものなのか、二次会の企画をするのが初めての新郎新婦であれば疑問に感じてしまいますよね。
プライベートの時間を削って準備を手伝ってくれた幹事へのお礼の気持ちとして、会費は新郎新婦が負担することが多いようです。
しかし経費の問題もありますし、新郎新婦がメインで準備を行い幹事の負担はそれほど大きくないという場合もあります。
新郎新婦の判断ですが、会費はもらって別のお礼を考えたり、会費を半額に設定したりする方法もあります。
後で不満が出たり関係性にひびが入ったりする事態は避けたいので、会費については幹事の立場になったつもりで納得のいく設定になっているか考える必要があります。
また当日キャンセルなどが多く予算のやりくりが上手くいかず赤字着地になってしまうこともあります。
ある程度余裕をもっておくのが一般的とされていますが、幹事を初めてやるという場合や、思いがけずキャンセルが多く飛び入りもなく、読みがはずれたということもありますよね。
パーティーを企画し幹事を頼んだのが新郎新婦である限り、責任を持って補てんするのは当然であるとか考えられます。
責任を感じて自分たちが負担すると言ってくる幹事もいるかもしれませんが、好意で手伝ってくれた友人の気持ちは、それだけでも嬉しいではないでしょうか。
お金のことはシビアですし意外と嫌な思い出として残るものです。
折角のパーティーなのに、幹事にとって「準備も大変だった挙句、赤字分を補てんした」という残念な思い出として記憶に残ってしまうのはもったいないですよね。
よほどのことがない限り、参加費が足りず赤字になっても幹事に負担してもらうのは避けるべきでしょう。