結婚式二次会幹事を引き受け、数か月前から準備してきたという人は、パーティーの日が一か月前まで迫ってくるといよいよという感じがしますよね。
それともやっとここまで来たかという安堵の気持ちでしょうか。
一か月前となると準備も佳境に入ってきます。
直前になって気づいてもどうしようもないことも、一か月前ならギリギリ間に合う、ということもあります。
改めて準備し忘れていることはないか、足りない備品はないかなど確認し直す必要があります。
折角準備してきたことを台無しにしないためにも、一か月前の大切な時期を無駄にせず、当日まで集中力と責任感を持って幹事の仕事に取り組む意識が大切です。
今回は結婚式二次会幹事の、パーティー一か月前のスケジュールをご紹介します。
また新郎新婦が幹事を依頼するタイミングについて、「ギリギリに依頼されて困った」という幹事経験者の声がかなり多いことから、幹事への依頼の時期について注意点を解説します。
結婚式二次会幹事の一か月前のスケジュール
結婚式二次会幹事はやることが沢山あります。
会場探しから当日運営までを担うとなると手配することも多く生半可な気持ちで務まる役割ではないのです。
長くて半年ほど前から準備を始めることもあり、忙しいながらだんだん気が緩んでくるという意識の問題もあるでしょう。
しかし準備し忘れているものに気付いて、ギリギリ間に合わせることができるラインも一か月前くらいが目安なのではないでしょうか。
例えば会場への料理の変更や発注するケーキのデザイン変更なども1カ月前までに申し出るようにと規定しているところもあり、一か月前というのはひとつの目安であることがわかります。
一カ月前にやること
一般的な結婚式二次会で幹事が一か月前にやるべきことを一覧にしてみました。
1か月前
- 必要備品・景品の買い出し・最終確認
- 余興、スピーチ、乾杯挨拶などの依頼
- 当日の司会・受付・会計などの役割分担(もしくは依頼)
- ゲストの出欠管理
- プログラム調整タイムスケジュール決定、リハーサル
- 座席表の手配
- プチギフトの手配
ゲストの出欠再確認
二次会は披露宴と違ってカジュアルなパーティーになることが多く、開催時間などによっては当日まで出席率が確定しないことがあります。
それでも目安として一か月前になったらまだ返事がないゲストに連絡を取ったり、参加を保留にしていたゲストに再度確認を取ったり、新郎新婦に飛び入り参加者などが増えていないかなどを確認し、会場側に報告しましょう。
二次会の会場は融通が効くことが多いので「確定ではありません」と伝えておいて、変更があったらその都度報告するようにしましょう。
最終人数報告の締切日は会場によって違うので、いつまでに人数を報告すれば良いか会場側に確認しておきましょう。
パーティー当日にゲストが会場に伝えた確定人数を下回った場合、確定人数分の料理の料金を支払うことになるので注意が必要です。
子供連れが多いなどドタキャン率が高くなりそうであれば、事前に会場に伝える確定人数は出席人数より少なめに報告するといいかもしれません。
備品の準備が整っているか最終確認
さらにテーブルアイテムやプチギフトなどの調整も本格的に行います。
発注忘れや足りないなどのミスは取り返せなくなってくる期間に突入するので、早めに確認しておきましょう。
一般的なパーティーで準備するものはこんな感じでしょうか。
項目 | 内容 | 準備するもの |
受付 | ゲストの受付・会費受け取り | ・ゲストリスト・会費回収BOX・ウェルカムボード・つり銭…… |
ケーキセレモニー | ケーキ入刀、ファーストバイト | ・ケーキ・入刀用ナイフ…… |
余興 | 例)ビンゴゲーム | ・ビンゴカード・抽選機・景品…… |
フォトラウンド | テーブルラウンドして写真撮影 | ・カメラ…… |
歓談時間 | プロフィールVTR流す | ・プロフィールVTR |
手紙朗読 | 友人代表から手紙の朗読 | ・マイク…… |
送賓 | 新郎新婦がエントランスでゲスト見送る(プチギフトお渡し有) | ・プチギフト・かご… |
受付のお釣りの準備も忘れないようにしましょう。金額によって必要なつり銭が変わるので注意しましょう。
景品やその他の備品も共に忘れずに用意しておきましょう。
何が必要なのか、上記の表のようにリスト化すると忘れにくくなります。
改めて幹事が集合して打ち合わせをする機会を作って、全員で一つずつ確認事項、進捗状況を再確認し、忘れていることがないかチェックを行うといいでしょう。
当日の役割分担を決める
当日の役割をそれぞれ決めて、自分のやるべきことを把握しておく必要があります。
幹事メンバーだけでは司会やタイムキーパーの掛け持ちが厳しい場合や、ゲストケアスタッフが足りない場合は、当日に手伝ってくれるスタッフを確保しましょう。
しっかり役割を割り振ることで、それぞれに責任感も芽生え準備忘れを防ぐことにも繋がります。
当日搬入 | 車を出す人/飾りつけなど | 1~3人 |
受付 | ゲスト受付/会費の受け取り | 2人 |
会計 | 会費・経費の管理/精算 | 1~2人 |
クローク | コート・荷物の預かり/管理 | 1人 |
司会 | パーティーの司会 | 1~2人 |
カメラ | カメラマン | 1~2人 |
音響・照明 | BGM作成/照明係 | 1~2人 |
進行補佐 | 当日の進行補佐 | 1~2人 |
リハーサルも行っていこう!
また当日のリハーサルも行っていきましょう。
プログラムや当日の役割分担も確定していることが多いと思うので、全体の流れを見ることで必要なものや進行上の注意点などを洗い出し当日に備えていくことができます。
余興があれば会場でのリハーサルなども考えなくてはいけません。会場もふらっと見学にいけるところばかりではないので、早めにアポを取っておきましょう。
ゲストにスピーチや乾杯挨拶などを依頼する場合は内容を考える猶予が必要なので、遅くても一か月間には依頼してあげると親切でしょう。
パーティー当日の一か月前は、準備内容などの最終確認の時期という意識を持っているといいかもしれませんね。
結婚式二次会幹事を一か月前に依頼された!間に合うの?
幹事経験者の声で多いのが「一か月前に頼まれたのでバタバタだった」「ギリギリに頼まれてなんとかやり切ったけど二度とやりたくない」という意見です。
一般的には結婚式二次会幹事を友人に依頼する場合は半年~3か月前にはお願いするものです。仕事量が多いですし、幹事同士や会場、ゲストと連携を取りながら余裕を持って準備してもらうためにもそれくらい前から依頼するのが常識でしょう。
新郎新婦が無計画だったり二次会の開催が突然決まった場合はギリギリお願いされることもあるかもしれません。その場合はかなり大変になるので、引き受ける場合は覚悟した方がいいでしょう。
まず会場を決める場合は一か月前だと希望通りの空いている会場を探すのは困難ですし、半年前から準備すれば余裕を持ってできる準備を凝縮して同時進行で行わなくてはいけません。
「本当に迷惑」「負担が重すぎる」という経験者の声も多く、今後の友人関係にもひびが入りかねません。一か月前の依頼は基本的にNGです。依頼する友人それぞれにも、仕事や都合があると考えましょう。
また万が一依頼した友人に断られた場合は、また別の人を探さなくてはいけないので慌ただしくなります。
ゆっくり顔合わせをする時間がないことで、初めましての人と突然協力して作業しなければいけなくなり、幹事の精神的な負担も大きくなってしまうでしょう。
依頼がギリギリになってしまった場合は二次会幹事代行業者に依頼するなどして友人に負担をかけない方法を探してみましょう。
料金が高くなることも考えられますが、業者によってはギリギリでも対応してくれるところもあります。
どうしても友人に頼みたいという場合は、パーティーのプログラムをシンプルにしたり招待するゲストを最小限に抑え少人数パーティーにするなどして、幹事が準備することや当日の仕事量を極力減らす工夫をするといいでしょう。
当日までの時間が迫るほど幹事にかける負担は重くなってしまうので、平和な関係性を保つためにも、新郎新婦は余裕を持って幹事を打診できるよう計画を立てましょう。
新郎と新婦側両方から幹事を出す場合は顔合わせも必要なので、半年~3か月前には依頼して準備し始めるのが理想です。
当事者の新郎新婦はつい自分たちのことで頭が一杯になってしまいがちですが、ギリギリの依頼であればそれだけ幹事への配慮を見せるなど、少なくとも幹事の仕事量を理解して依頼するようにしましょう。
結婚式二次会幹事の当日までの一か月は忙しい!
結婚式二次会幹事はパーティー当日が一か月前に迫ってくるといよいよという感じがしませんか?一方でずっと準備してきた環境に慣れて気が緩んでいる人もいるかもしれません。
当日までの一か月前は準備し忘れたことなどに気付いて修正する最後のチャンスの時期です。気を抜かず当日まで責任感を持って準備することが大切です。
パーティーのプログラムによってやるべきことは違いますが、準備し忘れていることや発注ミスがないか再確認する必要があります。打ち合わせの機会を作って全員で進捗報告することでミスに気付きやすくなります。
また友人に幹事を依頼する新郎新婦は、幹事の負担と都合をしっかり考慮して早めに依頼することが重要です。
どうしても依頼するなら、内容がシンプルなパーティーにしたり参加ゲストの人数を減らすなどして、幹事の負担を減らす工夫をしましょう。
幹事の依頼は一か月前では遅いです。ただでさえ大変な仕事なので、半年~3ケ月前には依頼して、早めに準備を始められるように配慮しましょう。