結婚式二次会を企画しているあなた、パーティーの司会は誰に頼みますか？進行を担当する司会役は間違いなくパーティーで一番しゃべることになり、パーティーの雰囲気を決める重要な要素になります。
人前で話したりリーダーシップを取ったりすることが苦手な人もいますし、会場をまとめるのはコツがあり、誰にでもできるわけではありません。
司会を依頼する人によってパーティーの印象ががらりと変わります。
友人、プロ、また新郎新婦自分たちで司会を行う場合のそれぞれのスタイルの特徴をご紹介します。
どんなパーティーを目指すのかで司会の人選をするといいでしょう。
司会のミスキャストは悲惨な二次会を招くかも？？
結婚式二次会の司会は、酔っぱらったゲストたちをまとめ誘導しながら、会場の制限時間までにプログラムを進行しなければいけないという大変な仕事です。
自分たちが目指しているパーティーの雰囲気や力量に合った人選をしないと思い通りにいかないかもしれません。
ミスキャストがパーティーを失敗に導くかもしれないのです。声が小さく自信がない様子の司会者ではゲストにアナウンスは届きませんし、気分屋過ぎる人やそもそもやる気がないような人では上手くいくはずがありません。
機材トラブルやゲストのドタキャン、遅刻などもつきものですから、冷静な判断のできる人でなければパニックになってプログラムが進行できない事態にもなりかねません。
そして依頼する際も、直前になって頼んだり、司会に丸投げするのはよくありません。
準備が行き届かなくてグダグダなパーティーになってしまう原因になります。
司会をどんな人に頼むかでパーティーの命運が左右されるといっても過言ではありません。
目指すパーティーのビジョンを明確にして、司会もそれに合った人に依頼する必要があります。
結婚式二次会の司会は誰に頼むべきなのか
パーティーの司会は簡単な仕事ではありません。仲のいい友人に頼むのが一般的なようですが、最近は友人の負担を考えて外部に依頼する人も増えています。
さらに小規模なパーティーの増加によって司会を新郎新婦自分たちで行う人もいます。それぞれの司会の特徴や傾向をご紹介します。
結婚式二次会の司会①友人に頼む
気心知れた友人に依頼すると思い出エピソードが出てきたり、新郎新婦や友人ゲスト達と掛け合いをしながら進行していく傾向にあるので、アットホームな雰囲気のパーティーにしたい人にはおすすめです。
友人の負担を考えて、少人数のパーティーや飲み会の延長のようなラフなパーティーにするといいでしょう。
また友人に依頼したいと思ったとき、誰にお願いしますか？司会にはどんな人が向いているのでしょうか。
- 仕事で慣れている人
- 人前で話すことが得意な人
- 仕切り屋さん
- 司会経験者
- 冷静で臨機応変に対応できる人
- 誰とでも気兼ねなく喋れる人
司会をお願いされる人は結構限られていて、ある程度の年齢になると他のパーティーでも司会を経験している人がいます。
様々なパーティーを経験すると慣れてくるものなので、仲のいい友人に経験者がいるとラッキーですね。
仕事で日頃からプレゼンしたり接客したりしている人は司会に向いていることが多いです。
そうでなくても人前やマイクで話したりすることが平気な人がいいでしょう。当日はゲストに話を振ったりいじったりして会場を盛り上げるような場面があるかもしれないので、人見知りをせずに初めましてのゲストとも気兼ねなく話せることも司会の力量に繋がります。
当日はゲストの遅刻や機材トラブルなど予期せぬ事態が起こる可能性もあります。
焦らずトラブルにも臨機応変に対応できるような冷静さも、司会を任せる上で重要と言えるでしょう。
また友人は気楽に連絡が取れることもメリットです。
同僚や近くに住んでいる人なら余計に計画が進めやすいですし思い立った時に打ち合わせができます。
電話やメールなどで気楽に連絡し合える人であることは準備をスムーズに進める上で大切です。
しかし事前の打ち合わせやリハーサル、当日は他のゲストと比べてゆっくり飲食できないかもしれないことを考えると、友人の負担になることは間違いありません。
できるだけ司会が必要なイベントを少なくしてシンプルなパーティーにするなどして配慮したり、もしくは司会を複数名にお願いして一人当たりの負担を減らしたり、交代でやってもらうなど工夫するといいでしょう。
新郎新婦の共通の友人やふたりの友人複数名にお願いできるのがベストです。
片方の友人だと内輪ノリで盛り上がって、どちらかのゲストが疎外感を感じてしまう、ということが起こりがちです。
どうしても片方の友人にしか頼めない場合は、事前にNGワードや「偏った話題はやめてね」と打診しておきましょう。
新郎新婦もパーティーを企画することに不慣れな人が多いでしょうし、司会を依頼する友人もほとんどの人が素人です。準備漏れや当日の失敗、意見のすれ違いなども起こり得ます。
そういう時に失敗をお互いのせいにしてしまったり言い合いになってしまいわだかまりが生まれることも多いようです。中には今までの友情が壊れてしまうなんてことも……。
人間ですから失敗しないなんてことはあり得ません。忘れることもあります。
あまりにも完璧なパーティーを目指し過ぎると、司会の友人のミスに苛立ってしまったりきつく当たってしまうかもしれませんよね。
友人に当たらなくても「もっといいパーティーにできたのに」と思っていると後味が悪いかもしれません。
そういう思いは友人にも伝わるものなので必要以上に落ち込ませてしまったり「ごめんね」と謝られると余計申し訳なくなりますよね。
友人に任せる場合はあくまで素人だということを忘れず引き受けてくれたことに感謝し、「楽しければいいよね」「失敗しても全然OK」くらいのスタンスでいるといいでしょう。
結婚式二次会の司会②プロに依頼する
司会をプロに依頼するメリットは友人や自分たちの負担が減ることです。
経験豊富なプロに任せると安心感が違います。スムーズに司会進行してくれるので、ゲストも自分たちも気兼ねなくパーティーを楽しめます。
基本的には司会サービス付きの幹事代行業者や司会者派遣会社と契約する形になります。
お笑い芸人に頼めばワイワイ盛り上がり、友人の満足度が上がるパーティーに、会社関係者や先輩も招待する場合はアナウンサーやきっちり目の司会者にお願いする、というようにパーティーの雰囲気で選んでみましょう。
ケーキセレモニーやゲーム、またゲストに動きを促すようなイベントを沢山盛り込みたい、という人やゲストを大勢招待する大規模なパーティーの場合は、プロに依頼した方がいいかもしれません。
イベントやゲスト人数が増えるほど司会進行の難易度は上がります。
時間内にプログラムが終わらない、ゲストが思い通りに動いてくれない！というグダグダな展開になりかねません。
経験を積んだプロならスムーズに進行し、メリハリのある演出をしてくれるので安心して任せられますよね。
しかし業者によってはサービスの質が悪いところもあるので注意しましょう。
司会サービスも業者によって様々なので、口コミやHPをよく読み比べ、自分たちに合ったプラン、また司会がいる業者に依頼しましょう。
業者やプランによっては費用が割高になる可能性があるので担当者によく話を聞き、見積もりをもらって検討しましょう。
結婚式二次会の司会③新郎新婦自分たちで行う
小規模のパーティーが増えている最近では、新郎新婦自分たちでパーティーの司会を行う人も増えています。
披露宴はプロの司会者を入れるのが一般的ですが、友人と過ごすラフな二次会なら自分たちでも十分という考え方もあります。
依頼する費用が掛からないことも魅力ですが、何より自分たちの色が出しやすいというメリットがあります。
自分たちで企画しプログラムを組めばとことんこだわることができますし、司会も自分たちでこなすことができれば、オリジナリティ溢れるパーティーになりますよ。
細かいところまでこだわりたい人や自分たちの色をを大切にしたい人にもおすすめです。
デメリットとしてはやはり自分たちの負担になることです。当日もゆっくり座っていることはできませんし、準備することも増えるので早めに計画を進める必要があります。
セレモニー系などふたりの他に司会が必要なイベントはできないことも大きなデメリットです。
主賓で司会までやるのは大変なので、あまりにも余興やゲームなどのイベントを詰め込むと危険です。
時間内に終わらなかったり、ゲストとお話しすらできないという事態になってしまう可能性があります。
友人に頼む時以上にシンプルなパーティーにする意識が必要です。
さらに結婚式や披露宴と同じ日に行う場合は会場到着が遅れたりバタバタするので、最初のアナウンスやイベントの時など要所は友人にお手伝いをお願いしておいた方がいいかもしれません。
歓談多めの飲み会のようなラフなパーティーにしたくて、かつゲストには全員リラックスして楽しんで欲しい、という人にはいいかもしれません。
シンプル過ぎても味気ない、と心配な人は自作のVTRなどを流すと司会無しで自分たちの色が出せる演出になります。
アイデア次第でゲストも満足のいくパーティーにできるので工夫してみましょう。
一番は自分たちで司会をやるならプログラムは詰め込み過ぎない、という意識を持つことが大切です。
どんなパーティーにしたいかで司会も決まる！
結婚式二次会の司会は誰に頼みますか？司会は簡単な仕事ではありませんし、パーティーの雰囲気やゲストの満足度も左右する重要な役割です。
理想のパーティーのイメージと現実とのギャップを無くすために、どんなパーティーにしたいのか、どこにこだわるのかで司会を依頼する人も決めるといいでしょう。
まず友人に頼むとプロに頼むよりアットホームなパーティーになります。共通の友人が多いパーティーなら友人司会の方が盛り上がるかもしれません。
大人数のパーティーややりたいイベントが沢山ある場合は素人では難しいので、スムーズに進行したい場合はプロに依頼するべきでしょう。
費用面とサービスの質においては業者によって偏りがあるので注意しましょう。
歓談中心のシンプルなパーティーであれば新郎新婦自分たちの司会でも十分うまくいくでしょう。
気兼ねなくとことんこだわることができるので自分たちの色が一番出しやすいという特徴があります。
その場合は余裕のあるプログラムにすることが大切です。
新郎新婦自分たちが目指すパーティーの雰囲気や、やりたいことの方向性を明確にし、それぞれの司会に頼んだ場合のメリット、デメリットを踏まえふたりでよく話し合って決めましょう。
